自転車に乗れるようになってきた、あるいはこれから練習を始めたい。そんなときに頼りになるのが、道路や信号、踏切を小さく再現した「交通公園」です。車が入ってこない安全な場所で、交通ルールを学びながら走れます。
この記事では、多摩エリアから、八王子・多摩・府中・調布・三鷹の交通公園を5か所ご紹介します。自転車や三輪車などを無料で借りられるところが多く、手ぶらで出かけられます。場所によって休園日や貸出のルールが違うので、利用方法や注意事項もあわせてまとめました。
東浅川交通公園(八王子市)
八王子市が運営する東浅川交通公園は、街中の道路や信号機を小さく再現した公園です。自転車や三輪車、豆自動車、ストライダーを無料で借りて、交通ルールやマナーを学びながら走れます。こじんまりとしていて子どもに目が届きやすく、安心して遊ばせられたのでとてもよかったです。
自分の自転車を持ち込んで練習することもできます。貸出遊具には数に限りがあるため、市も「自分の自転車等の持ち込み」をすすめています。
休園日は年末年始(12月29日〜1月3日)だけなので、思い立ったときに行きやすいのがうれしいところです。電車なら、高尾駅南口からバスに乗って「高尾警察署前」または「西郵便局入口」で降り、徒歩2分です。車で行く場合は、18台分の駐車場があります。
利用方法(遊具を借りるとき)
- 自転車倉庫前にある貸出し表から、借りたい遊具のカードを1枚取り、利用申請書に記入します。
- カードに書かれた貸出し時間になったら遊具を出し、受付にカードと利用申請書を出します。
- 返すときは、遊具を車庫に戻してから、受付のスタッフに声をかけます。
- 貸出し時間は1回目9:30〜10:30、2回目10:40〜11:40、3回目13:00〜14:10、4回目14:20〜15:20です。4〜9月は、5回目(15:30〜16:30)もあります。
- 午前の貸出し表は9:20ごろ、午後の貸出し表は11:50ごろに掲示されます。
利用するときの注意事項
- 土日や夏休み・冬休みなどの混雑期は、遊具の貸出しは原則1人1日1回までです。途中で返した遊具を、残りの時間で再度借りることはできません。
- 幼児が乗り物を利用するときは、保護者の付き添いが必要です。
- 自転車に乗るときはヘルメットを着用します。無料貸出もありますが数に限りがあるため、持参がおすすめです。
- 熱中症特別警戒アラートが発表された日や、八王子の暑さ指数の最高予測値が35以上の日は、遊具の貸出しが終日中止になります。出かける前に確認してください。
- 園内は全面禁煙で、ペットを連れての利用はできません。
交通公園|八王子市公式ホームページ
多摩市立交通公園(多摩市)
多摩市立交通公園には、信号機や横断歩道、踏切、各種の道路標識があり、交通ルールを学べるコースが整っています。管理棟では自転車やゴーカートなどを貸し出していて、利用は無料です。電動ゴーカートを借りられるのは交通公園としては珍しいかなと思います。
この公園の特徴は、自分の自転車を持ち込んで走れることです。持ち込みは自由なので、いつもの自転車で練習したい人にも向いています。ゴーカートは専用コースで楽しめます。
休園日は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月28日〜1月4日)です。駅からは少し距離があり、聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩30分ほど(多摩川堤防沿いのサイクリング道路を下流へ)、バス停「大栗橋」「新大栗橋」からは徒歩25分です。車なら10台程度の駐車場がありますが、交通公園の利用者だけが使えます。
貸出遊具と対象年齢
- 自転車(16・18インチのみ):小学校2年生まで
- 電動ゴーカート:5歳〜小学校2年生まで。貸出し時間は11時・13時・15時です。
- 足踏み式ゴーカート:5歳〜小学校2年生まで。いつでも乗れます。
- 貸出し自転車には限りがあります。遊具を利用するときは、必ず保護者が付き添います。
利用するときの注意事項
- 自転車に乗るときはヘルメットを着用します。ヘルメットの貸出しはありません。
- 毎年4月から7月上旬の平日午前中(9時〜13時ごろ)は、小学校の授業などで貸し切りになる日が多いため、事前に交通公園へ電話で確認してください。
- 駐車場は交通公園の利用者だけが使えます。利用するときは交通指導員に声をかけます。16時30分に施錠されると出庫できなくなります。
- 公園前の道路は路上駐車できません。
- 台風などの悪天候や災害時は、臨時休園になることがあります。
府中市交通遊園(府中市・郷土の森公園内)
郷土の森公園の中にある府中市交通遊園は、横断歩道や信号機のある教習コースに加えて、ゴーカートや電気自動車に乗れるのが特徴です。入場は無料で、無料の足踏みゴーカートで教習コースを走って、交通ルールを学べます。園内の小さな横断歩道が、信号の見方や「渡る・渡らない」を教えるのにちょうどよかったです。
乗り物好きの子どもにうれしいのが、実物の車両の展示です。D51形蒸気機関車と電気機関車は、運転室に乗れます。コミュニティバスと京王バスも、乗車して運転席に座れます。消防車と都電6000型は、展示のみで乗車はできません。管理事務所には売店があり、飲み物やお菓子を買えます。
休園日は毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)、雨天・荒天日、年末年始ですが、府中市立小・中学校の春休み・夏休み期間中は毎日開園します。電車なら、府中本町駅から徒歩約20分、是政駅から徒歩約15分で、府中市のコミュニティバス「ちゅうバス」も使えます。車で行く場合は、交通遊園の近くに約30台、郷土の森の庭球場や野球場の周辺に約400台の駐車場があり、どちらも無料です。
乗り物の料金と対象
- ゴーカート(エンジン式・電動式):1周約330m・100円。中学生以下が対象です。小学2年生以下は、18歳以上の保護者が同乗(2人乗り)します。小学3年生以上は1人乗りできます。
- 電気自動車(バッテリーカー):1回約2分・100円。小学生以下が対象で、幼児は保護者が同乗します。
- 足踏みゴーカート:無料。小学生以下が対象で、幼児は保護者が付き添います。
- ゴーカートは管理事務所前の券売機(紙幣・硬貨のみ、両替可)で利用券を買います。電気自動車は、車両の投入口に100円硬貨を直接入れます。
利用するときの注意事項
- ゴーカートは順番待ちが多い日は、利用券の発行が16:00ごろ(夏休み期間は16:30ごろ)で終わることがあります。
- 電気自動車の利用は、閉園の30分前までです。
- 車両のメンテナンスなどで、利用できない車両がある日があります。
- 休園日でも、展示車両の見学(乗車は不可)と、ブランコ・滑り台・砂場の利用はできます。
- 路線バスは2026年4月1日に廃止され、バスで行く場合は府中市のコミュニティバス「ちゅうバス」を利用します。
調布市子ども交通教室(調布市)
調布市子ども交通教室は、中央高速道路の高架下にある施設です。屋根のような高架があるので、雨の日や日差しの強い日でも自転車の練習をしやすいのが魅力です。コースには信号や踏切があり、貸出用の自転車を無料で借りられます。平日の午後は子どもがちらほらいる程度で、周りを気にせず練習できました。
自分の自転車を持ち込んで走ることもできます。ただし、ペダルなし自転車や、ブレーキが前後についていない自転車は使えません。園内には鬼太郎バスも展示されています。
休みは月曜日、祝日(5月5日を除く)、年末年始(12月27日〜1月5日)です。貸出しは、補助輪付きの12インチから補助なしの14インチ以上までの自転車が用意されていて、ヘルメットも借りられます。アクセスは、調布駅北口からバスに乗り、「御塔坂下」で降りるとすぐです。駐車場はないので、自転車か公共交通機関で行きましょう。
利用するときの注意事項
- 台風などの悪天候のときは、開けない場合があります。お越しの前に電話で確認してください。
- 自転車に乗るときはヘルメットを着用します。個人のヘルメットの持参をお願いされていますが、子ども用ヘルメットがない場合は職員に声をかけると借りられます。
- 駐車場はありません。自転車や公共交通機関で行くのがおすすめです。
- 幼児や小学生向けのクラス(親子で参加)も開かれています。申込方法は、3月・6月・8月・9月・1月の市報に掲載されます。
上連雀交通公園(三鷹市)
三鷹市の上連雀交通公園は、歩行者用・車両用の信号機と横断歩道を備えた模擬コースで、自転車と足踏み式ゴーカートを使った交通安全の指導を行っている公園です。自転車は14〜22インチまで幅広く、補助輪付きも借りられます。
利用は無料で、休園日は月曜日・火曜日(祝日の場合は開園)と年末年始(12月29日〜1月3日)です。貸出しの足踏み式ゴーカートは2台あります。JR三鷹駅から徒歩約30分で、バスも利用できます。駐車場がないため、自転車か公共交通機関で行きましょう。
管理棟の2階では、毎週日曜日に交通安全DVDの上映があります(定員20名)。希望者が多いときは、複数回に分けて上映されます。
利用するときの注意事項
- 小さな子どもには、必ず保護者が付き添います。
- サンダルでは利用できません。靴を履いて行きましょう。
- 園内での飲食はできません(飲み物は可)。
- 交通遊具は台数に限りがあるので、譲り合って利用します。
- ヘルメットの貸出しは数が多くないため、持参がおすすめです。
- 駐車場はありません。
- 悪天候で臨時休園になることがあります。
まとめ
今回紹介した5か所の場所は、下の地図で確認できます。
- 1東浅川交通公園(八王子市)
- 2多摩市立交通公園(多摩市)
- 3府中市交通遊園(府中市)
- 4調布市子ども交通教室(調布市)
- 5上連雀交通公園(三鷹市)
自転車の練習は、場所に慣れるだけでも上達の近道になります。どの交通公園もおすすめですので、お子さんの年齢や、通いやすさに合わせて、気になる公園から行ってみてください。
出かける前のチェックポイント
※ 掲載情報は2026年10月時点で確認できた内容に基づく参考情報です。開園時間・休園日・貸出ルールなどは変更される場合があります。最新情報は各施設・各市の公式ページでご確認ください。


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